超いい話 楠戸芳弘

レモネードを売る11歳の少年は、なんと売上げを全額寄付で途上国に車椅子332台をプレゼント!



アメリカの夏の風物詩として子供達によるレモネードスタンドがあります。

 

アメリカでは子供たちが手作りのレモネードやお菓子を家の前で売る事で、お金の稼ぎ方や使い方を学ぶ文化として、昔から人気の行事だが、一般的な子供が稼いだお金で新しいゲームや自転車などを買う。

しかし、11歳のZack Francom(ザック・フランコム)君の使い道には全世界が頭を下げてしまう。

 

ザック君はレモネードスタンド「Zack’s Shack」の売上の全てを「途上国へ車いすを送る」ため教会の慈善団体に寄付したのだ。
※ザック君の着るTシャツにもお店の名前がオシャレにデザインされている!


 

そして、なんと4年間、毎年春休みの週末を利用してコツコツお金を稼いだ結果、ついに332台もの車いすを寄付することに成功した。

彼はあるメディアのインタビューで次のように応えた。

 

『車椅子に乗っている人を知ってるけど、もし車椅子を持っていなかったら悲しいよね。その人は、自分で移動が出来ないから、車椅子を持っていないってだけで周りから軽く扱われちゃうんだもの!』

 

そんな大人でもなかなか言えない言葉をさらっと言ってしまうザック君には世界中の車椅子を受け取った人たちから届くお礼状も、ザック君のエネルギーの源となっている。

「このような取り組みをアメリカ中の子供達に広めること、車椅子を送った人に会いにいくこと、そして世界中を飛び回ること」が、ザック君の将来の夢だそうだ。

 

アメリカでは、東日本大震災の復興基金を集める為にレモネードスタンドを開いた子供達も多くいるという。
アメリカのレモネードスタンド文化。

子ども達が、自分で考えて行動するための大きなステップになっているだろう。

ザック君のHP「Zack’s Shack

楠戸芳弘